種から育てるのはもうやめよう!6年目の私が教える6つの無駄な植物
正直に言うと、種から育てるのがもったいない植物は確かに存在します。私もガーデニングを始めたばかりの頃は、なんでもかんでも種から育てようとして、痛い目を見てきました。種まきトレイに何時間もかけて土を詰めて、毎日水やりと温度管理を頑張ったのに、発芽したのは半分以下。しかも、やっと育った苗はひょろひょろで、親株のような美しい花は咲かずじまい。そんな経験、あなたにもあるんじゃないでしょうか?実際、ローズマリーやラベンダー、アスパラガスといった植物は、種から育てると99%失敗すると言っても過言ではありません。発芽率が30%以下だったり、花が咲くまでに5年以上かかったり、親とまったく違う姿になったりします。つまり、種から育てるのは時間とお金のムダなんです。特に、これからガーデニングを始めようとしているあなたは、最初から苗を買うのが断然お得ですよ。この記事では、私が6年間のガーデニング経験で学んだ、種から育てるべきじゃない植物6選と、その理由を具体的に解説します。同時に、1月に種まきする価値のある植物も紹介するので、今年のガーデニング計画の参考にしてくださいね。
E.g. :プロ厳選!ハンギングバスケットに最適な垂れ下がる植物7選
- 1、種から育てるのがもったいない植物6選
- 2、種から育てるべきじゃない植物、まだあるんじゃないの?
- 3、1月に種まきする価値のある植物
- 4、よくある失敗とその対策
- 5、種から育てるべきか、苗を買うべきか — 判断基準
- 6、種から育てるのがもったいない植物6選
- 7、種から育てるべきじゃない植物、まだあるんじゃないの?
- 8、1月に種まきする価値のある植物
- 9、よくある失敗とその対策
- 10、種から育てるべきか、苗を買うべきか — 判断基準
- 11、FAQs
種から育てるのがもったいない植物6選
種から育てるって、なんだかロマンがありますよね。小さな種がぐんぐん成長して、花を咲かせたり実をつけたりする姿を見るのは、ガーデナーにとって最高の喜びのひとつです。でも、正直なところ、私も何度もやらかしてきました。
種まきトレイに何時間もかけて土を詰めて、一粒一粒丁寧に種をまいて、毎日水やりと温度管理をして……。ところが、発芽したのは半分以下。しかも、育った苗はひょろひょろで、親株のような美しい花は咲かずじまい。そんな経験、あなたにもありませんか?
実は、初心者向けの種から育てるのに適した植物と、絶対に種から始めるべきじゃない植物というのがあるんです。特に、宿根草や木本のハーブ類は、種から育てるとロクなことがありません。発芽率が低かったり、育つのに何年もかかったり、親と違う姿になったりします。
今回は、6年間ガーデニングを続けてきた私が、実際に種から育てて「これはもう2度とやらない」と心に誓った植物たちを紹介します。同時に、1月に種まきする価値のある植物も教えますね。
1. ローズマリー — 種から育てるとほぼ全滅に近い
ローズマリーを種から育てるのは、ほぼムダな努力です。私も最初は「種から育ててやる!」と意気込んでみましたが、結果は散々でした。
ローズマリーの種は、発芽率が30%以下というデータもあります。発芽までに3〜4週間かかるうえ、やっと芽が出ても、すぐに立枯れ病にかかってしまうんです。私が試した時は、50粒まいて、まともに育ったのはたったの2本。しかも、その2本もひょろひょろで、料理に使えるサイズになるまでに1年半もかかりました。
じゃあ、どうしてローズマリーは種から育てるのが難しいの?答えは簡単です。ローズマリーは地中海原産の多年草。野生では、挿し木や株分けで増えるのが普通なんです。種は生存戦略の最後の手段で、発芽率が低いのは当たり前なんですね。
だから、ローズマリーを育てたいなら、絶対に苗を買うか、挿し木で増やすべきです。私のおすすめは、ホームセンターで売っているポット苗。300〜500円くらいで買えて、すぐに収穫できます。挿し木なら、水に挿しておくだけで2週間で根が出ますよ。
2. ラベンダー — 種から育てると花色が薄くなる悲劇
ラベンダーの種をまいたことがある人なら、あのイライラを覚えているはずです。種まきから発芽まで、軽く1ヶ月は覚悟してください。しかも、発芽には低温処理(冷蔵庫で1ヶ月寝かせる)が必要で、それでも発芽率は50%程度。
正直なところ、私もラベンダーは種から育てるのに何度も挑戦しましたが、毎回成功率は20%以下でした。しかも、やっと育った苗が花をつけるまでに2年かかる。しかも、その花は親株よりも香りが弱く、色も薄い。これ、経験者なら誰もが言う「ラベンダーの種あるある」です。
ラベンダーの種が持つ問題は、遺伝子がバラバラだということ。ラベンダーは交雑しやすい植物で、種から育てると、親の良いところを受け継がないことが多いんです。安定した品種を楽しみたいなら、苗を買うのが確実です。
私のおすすめは、ムンステッドラベンダーという品種の苗。コンパクトで育てやすく、香りも強い。値段は500円前後ですが、そのコストは種を10回買うよりも価値があると断言できます。
Photos provided by pixabay
3. アスパラガス — 種から育てると収穫まで3年かかる
アスパラガスを種から育てるのは、ガーデナーにとって究極の忍耐テストです。発芽までに2〜3週間かかるのはまだマシな方で、問題はその後の成長の遅さ。
アスパラガスは、種から育てると、最初の収穫までに3年かかります。しかも、株の性別が問題で、オスの株の方が収穫量が多いんです。種から育てると、メス株が混ざってしまって、収穫量が不均一になる。さらに、メス株は種をばらまいて、アスパラガス畑が雑草化するリスクもあります。
これは、アスパラガスが雌雄異株(しゆういしゅ)という性質を持っているからです。種から育てると、オスとメスの区別がつかないまま植えてしまい、結果的に収穫量が減ってしまう。実際、クラウン(根株)から育てた場合と比較すると、種からの収穫量は約半分というデータもあります。
だから、アスパラガスは絶対にクラウン(根株)で買うべきです。メアリー・ワシントンという品種のクラウンが、通販で1500円くらいで買えます。これを植えれば、1年目からある程度収穫できて、2年目から本格的に収穫できます。10年以上楽しめるので、最初の投資は絶対に無駄になりません。
4. シャクヤク — 種から育てると花が咲くまで5〜7年
シャクヤクを種から育てるなんて、本当に時間の無駄です。シャクヤクの種は、二重休眠(ダブル・ドーマンシー)という特殊な性質を持っていて、発芽までに1年以上かかることも珍しくありません。
具体的には、まず暖かい環境(20〜25℃)で3ヶ月、次に冷たい環境(0〜4℃)で3ヶ月、という順番が必要です。しかも、それでも発芽率は50%程度。やっと芽が出ても、花が咲くまでに5〜7年かかるというのが現実です。
しかも、シャクヤクは交雑しやすい植物で、種から育てると、親の八重咲きの美しさを受け継がないことがほとんど。シングル咲きの地味な花が咲いて、ガッカリするのがオチです。
それなら、株分けか苗を買うのが断然おすすめです。例えば、バーピー(Burpee)というアメリカの老舗種苗会社が販売している裸根苗は、植え付けから2〜3年で花が咲きます。値段は2000円前後ですが、その後の30年間、毎年美しい花を楽しめると考えれば、安い投資です。
5. ハイブリッドアジサイ — 種から育てると花色が親と違う
アジサイを種から育てようと思っているなら、今すぐやめてください。特に、園芸店で売っているような豪華なアジサイ(ハイブリッド品種)は、種から育てると、親とは全く違う花が咲くことがほとんどです。
アジサイのハイブリッド品種は、特定の遺伝子の組み合わせで作られたクローンです。種から育てると、その遺伝子がバラバラに分離して、花色や形が親と似ても似つかないものになる。しかも、発芽率が低く、育つのに3〜5年かかる。さらに、土壌のpHで花色を変えるテクニックも、種から育てた個体には通用しないことが多い。
私が実際に試した時は、アジサイの種を30粒まいて、育ったのはたったの3本。しかも、そのうち2本はシングル咲きの地味な花で、ガッカリ度はMAXでした。
アジサイを楽しむなら、品種名が確定している苗を買うのが確実です。例えば、ウェイサイド・ガーデンズ(Wayside Gardens)という通販サイトでは、品種ごとに花色が保証された苗を販売しています。値段は1500〜3000円と少し高いですが、その価格は、種からの失敗を考えると安いものです。
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3. アスパラガス — 種から育てると収穫まで3年かかる
球根ベゴニアの種は、塵(ちり)のように細かいです。私が初めて見た時は、「これ、本当に種なの?」と疑いました。実際、1粒の大きさは0.1mm以下で、肉眼で確認するのも難しいレベル。
この種を均一にまくのは、プロのガーデナーでも難しいと言われています。しかも、発芽には光が必要で、表面にまいても、水やりですぐに流れてしまう。湿度管理も難しく、乾燥するとすぐに枯れる。私が試した時は、1袋(約100粒)まいて、発芽したのはたったの5本。しかも、その5本も成長が遅く、花が咲くまでに1年近くかかりました。
球根ベゴニアは、球根(チューバー)で買うのが正解です。例えば、ピコティー・ベゴニア・ミックスという品種の球根は、通販で800円前後で買えます。これを植えれば、数週間で芽が出て、夏には豪華な花を楽しめる。しかも、球根は毎年増えるので、翌年は株分けでさらに増やせます。
種から育てるべきじゃない植物、まだあるんじゃないの?
本当にその通りです。種から育てるのが難しい植物は、まだまだたくさんあります。特に、バラやクレマチス、フクシア、デルフィニウムなど、プロが挿し木や株分けで増やす植物は、種から育てると悲惨な結果になります。
これらの植物の共通点は、遺伝的に安定していないということ。種から育てると、親の良いところを受け継がないことが多い。しかも、発芽率が低く、成長が遅い。つまり、種から育てる価値がほとんどないということです。
逆に、種から育てるべき植物というのは、発芽率が高く、遺伝的に安定しているもの。例えば、トマトやバジル、マリーゴールド、ヒマワリなどは、種から育てても問題なく育ちます。これらは、自家採取した種でも、親と同じような花や実をつけるという特徴があります。
種子の品質と購入元の見極め方
種子の品質は、購入元で大きく変わります。私の経験では、ホームセンターの安い種(100円前後)は、発芽率が低いことが多い。特に、ローズマリーやラベンダーなどの難易度の高い種は、信頼できる専門店で買うべきです。
具体的には、タキイ種苗やサカタのタネなどの大手メーカーは、品質が安定しています。また、種のパッケージに「発芽率90%以上」と書いてあるものを選ぶと、失敗が少ない。ただし、難しい植物は「発芽率の保証なし」と書いてあることもあるので、注意が必要です。
私のおすすめは、種を買う前に、インターネットで「○○ 種 発芽率」と検索すること。多くのガーデナーが実際の体験をブログで公開しているので、それを参考にすると失敗しません。また、種の保存方法も重要で、冷暗所で保存しないと、発芽率が急激に下がります。
種子の保存方法と寿命
種子の保存方法を間違えると、せっかく買った種が全部無駄になります。種子は、温度と湿度に非常に敏感で、特に高温多湿の環境では、発芽率が急激に低下します。私の経験では、冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。
実際、適切に保存された種子は、2〜3年は発芽力を保つと言われています。しかし、高温の場所(台所や窓辺)に置いた種子は、1年で発芽率が50%以下になることも。特に、ローズマリーやラベンダーなどの難しい種は、1年目で発芽率が激減するので、購入したらすぐに使うべきです。
種子の寿命は、植物の種類によっても異なります。以下に、代表的な植物の種子の寿命をまとめた表を載せておきます。
| 植物の種類 | 種子の寿命(適切な保存下) | 発芽率の目安(1年目) |
|---|---|---|
| トマト | 3〜5年 | 80〜90% |
| バジル | 2〜3年 | 70〜80% |
| ローズマリー | 1〜2年 | 20〜30% |
| ラベンダー | 1〜2年 | 30〜40% |
| アスパラガス | 2〜3年 | 50〜60% |
| シャクヤク | 1〜2年 | 30〜40% |
この表からもわかるように、難しい植物は、種子の寿命が短く、発芽率も低いです。だからこそ、種を買うなら、その年に使い切るつもりで購入するのが肝心です。また、種を買う前に、パッケージの製造年月日を確認することも忘れずに。
1月に種まきする価値のある植物
ここまで、種から育てるのが難しい植物を紹介してきましたが、逆に、1月に種まきする価値のある植物もあります。特に、寒さに強い野菜やハーブは、冬のうちに種をまいておくと、春に強い苗を育てられます。
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3. アスパラガス — 種から育てると収穫まで3年かかる
タマネギとリーキは、種から育てるのが基本です。タマネギは、特に長日性(日照時間が長いと球根が大きくなる)品種があり、種まきの時期が重要。1月に室内で種をまくと、春には鉛筆くらいの太さの苗に育ちます。
種から育てるメリットは、玉が大きく育ち、保存性が高いこと。苗で買うと、品種が限られるので、種から育てる方が選択肢が広がります。私のおすすめは、タキイの「ネオアース」という品種で、発芽率が高く、育てやすい。種まきから収穫まで約6ヶ月かかりますが、その価値は十分にあります。
リーキも同様で、種から育てると、太くて甘い白い部分が長く伸びる。1月に種まきすれば、6月には収穫できます。リーキの種は、発芽率が80%以上と高く、初心者にもおすすめです。
2. ケール — 寒さに強くて育てやすい
ケールは、種から育てるのが最も簡単な野菜のひとつです。発芽が早く(5〜7日)、発芽率も90%以上。1月に室内で種をまけば、春には外に植えられる強い苗に育ちます。
ケールの良いところは、寒さに当たると甘みが増すこと。特に、冬に収穫したケールは、霜にあたって糖分が増え、甘くて美味しい。私のおすすめは、ラシカッツォ(Lacinato)ケールというイタリアの伝統品種で、葉が縮れていて食感が良い。種はバーピーなどの通販で買えます。
種から育てるケールは、苗を買うよりもコストが圧倒的に安い。1袋(100粒入り)で300円程度なので、〈span style="color: #ff6600;">10株育てても、1株あたり30円です。しかも、ケールは再生力が強く、外葉から収穫すると、何度も収穫できます。
よくある失敗とその対策
種から育てるのが難しい植物を避けるのは大事ですが、それ以外にも、よくある失敗があります。私自身、何度もやらかしてきたので、その経験を共有します。
水やりのしすぎで種が腐る
種をまく時に、水をやりすぎるのは絶対にダメです。特に、ローズマリーやラベンダーなどの乾燥を好む植物は、過湿が原因で立枯れ病になることが多い。種まき用の土は、表面が乾いたら水をやるというルールを守りましょう。
私が最初にやらかしたのは、毎日水をやりすぎて、種が腐ってしまうこと。特に、種まきトレイに水を溜めすぎると、酸素不足で種が呼吸できなくなる。対策として、底面給水(底面から水分を吸わせる方法)を取り入れると、失敗が減ります。
具体的には、種まきトレイを水を入れた受け皿に置いて、土が自然に水分を吸い上げるようにする。これなら、表面が乾いても、中の水分は適度に保たれる。私の経験では、この方法で発芽率が20%以上向上しました。
温度管理の失敗で発芽しない
多くの種は、発芽に適した温度があります。例えば、トマトは25℃前後が適温で、それ以下だと発芽が遅くなる。逆に、レタスは15〜20℃の低温を好む。種をまく前に、パッケージに書いてある適温を確認するのが基本です。
私がよくやらかすのは、種をまいた後に、室内の温度が下がりすぎて発芽しないこと。特に、窓辺に置くと、夜間に冷え込んで、発芽が遅れる。対策として、発芽用のヒートマット(育苗用の加温マット)を使うと、安定した温度を保てます。値段は2000円前後ですが、種まきの成功率が格段に上がるので、投資する価値は十分にあります。
また、種によっては、低温処理(冷蔵庫で寝かせる)が必要なものもあります。ラベンダーやシャクヤクが代表例で、種を湿らせたキッチンペーパーで包んで、冷蔵庫に1ヶ月入れるという工程が必要です。これを怠ると、発芽率が極端に下がるので、注意しましょう。
種から育てるべきか、苗を買うべきか — 判断基準
最後に、種から育てるべきか、苗を買うべきかの判断基準をまとめます。これは、私が長年の経験から編み出した、実用的なチェックリストです。
種から育てるべき植物の特徴
種から育てるべき植物には、共通点があります。まず、発芽率が高い(80%以上)こと。次に、遺伝的に安定していること。つまり、自家採取した種でも、親と同じような性質を受け継ぐこと。そして、成長が早く、収穫までが短いこと。
具体的には、以下のような植物が種から育てるのに適しています。
- トマト、バジル、マリーゴールド、ヒマワリ
- ケール、レタス、ラディッシュ、ほうれん草
- エンドウ、インゲン、スナップエンドウ
これらの植物は、初心者でも簡単に種から育てられます。私も最初は、トマトとバジルから始めました。種まきから2ヶ月で収穫できて、達成感がすごいですよ。
苗を買うべき植物の特徴
苗を買うべき植物は、以下の特徴があります。まず、発芽率が低い(50%以下)こと。次に、遺伝的に不安定で、種から育てると親と違う姿になること。そして、成長が遅く、収穫までに何年もかかること。
具体的には、以下のような植物は、迷わず苗を買うべきです。
- ローズマリー、ラベンダー、タイム(ハーブ全般)
- アスパラガス、シャクヤク、アジサイ、バラ
- 球根ベゴニア、フクシア、クレマチス
これらの植物は、苗を買った方が、結果的に安くて早いです。種から育てるのに失敗して、苗を買い直すという経験を何度もしてきた私は、自信を持って言えます。最初から苗を買うのが、時間とお金の節約になります。
種から育てるのは、楽しい趣味です。でも、すべての植物が種から育てるのに適しているわけではないということを、覚えておいてください。今回紹介した植物は、種から育てるよりも、苗を買う方が現実的です。逆に、1月に種まきするタマネギやケールは、種から育てる価値が十分にあります。
あなたのガーデニングライフが、より楽しく、より実りのあるものになることを願っています。何か質問があれば、気軽にコメントしてくださいね。
種から育てるのがもったいない植物6選
種から育てるって、なんだかロマンがありますよね。小さな種がぐんぐん成長して、花を咲かせたり実をつけたりする姿を見るのは、ガーデナーにとって最高の喜びのひとつです。でも、正直なところ、私も何度もやらかしてきました。
種まきトレイに何時間もかけて土を詰めて、一粒一粒丁寧に種をまいて、毎日水やりと温度管理をして……。ところが、発芽したのは半分以下。しかも、育った苗はひょろひょろで、親株のような美しい花は咲かずじまい。そんな経験、あなたにもありませんか?
実は、初心者向けの種から育てるのに適した植物と、絶対に種から始めるべきじゃない植物というのがあるんです。特に、宿根草や木本のハーブ類は、種から育てるとロクなことがありません。発芽率が低かったり、育つのに何年もかかったり、親と違う姿になったりします。
今回は、6年間ガーデニングを続けてきた私が、実際に種から育てて「これはもう2度とやらない」と心に誓った植物たちを紹介します。同時に、1月に種まきする価値のある植物も教えますね。
1. ローズマリー — 種から育てるとほぼ全滅に近い
ローズマリーを種から育てるのは、ほぼムダな努力です。私も最初は「種から育ててやる!」と意気込んでみましたが、結果は散々でした。
ローズマリーの種は、発芽率が30%以下というデータもあります。発芽までに3〜4週間かかるうえ、やっと芽が出ても、すぐに立枯れ病にかかってしまうんです。私が試した時は、50粒まいて、まともに育ったのはたったの2本。しかも、その2本もひょろひょろで、料理に使えるサイズになるまでに1年半もかかりました。
じゃあ、どうしてローズマリーは種から育てるのが難しいの?答えは簡単です。ローズマリーは地中海原産の多年草。野生では、挿し木や株分けで増えるのが普通なんです。種は生存戦略の最後の手段で、発芽率が低いのは当たり前なんですね。
だから、ローズマリーを育てたいなら、絶対に苗を買うか、挿し木で増やすべきです。私のおすすめは、ホームセンターで売っているポット苗。300〜500円くらいで買えて、すぐに収穫できます。挿し木なら、水に挿しておくだけで2週間で根が出ますよ。
2. ラベンダー — 種から育てると花色が薄くなる悲劇
ラベンダーの種をまいたことがある人なら、あのイライラを覚えているはずです。種まきから発芽まで、軽く1ヶ月は覚悟してください。しかも、発芽には低温処理(冷蔵庫で1ヶ月寝かせる)が必要で、それでも発芽率は50%程度。
正直なところ、私もラベンダーは種から育てるのに何度も挑戦しましたが、毎回成功率は20%以下でした。しかも、やっと育った苗が花をつけるまでに2年かかる。しかも、その花は親株よりも香りが弱く、色も薄い。これ、経験者なら誰もが言う「ラベンダーの種あるある」です。
ラベンダーの種が持つ問題は、遺伝子がバラバラだということ。ラベンダーは交雑しやすい植物で、種から育てると、親の良いところを受け継がないことが多いんです。安定した品種を楽しみたいなら、苗を買うのが確実です。
私のおすすめは、ムンステッドラベンダーという品種の苗。コンパクトで育てやすく、香りも強い。値段は500円前後ですが、そのコストは種を10回買うよりも価値があると断言できます。
Photos provided by pixabay
3. アスパラガス — 種から育てると収穫まで3年かかる
アスパラガスを種から育てるのは、ガーデナーにとって究極の忍耐テストです。発芽までに2〜3週間かかるのはまだマシな方で、問題はその後の成長の遅さ。
アスパラガスは、種から育てると、最初の収穫までに3年かかります。しかも、株の性別が問題で、オスの株の方が収穫量が多いんです。種から育てると、メス株が混ざってしまって、収穫量が不均一になる。さらに、メス株は種をばらまいて、アスパラガス畑が雑草化するリスクもあります。
これは、アスパラガスが雌雄異株(しゆういしゅ)という性質を持っているからです。種から育てると、オスとメスの区別がつかないまま植えてしまい、結果的に収穫量が減ってしまう。実際、クラウン(根株)から育てた場合と比較すると、種からの収穫量は約半分というデータもあります。
だから、アスパラガスは絶対にクラウン(根株)で買うべきです。メアリー・ワシントンという品種のクラウンが、通販で1500円くらいで買えます。これを植えれば、1年目からある程度収穫できて、2年目から本格的に収穫できます。10年以上楽しめるので、最初の投資は絶対に無駄になりません。
4. シャクヤク — 種から育てると花が咲くまで5〜7年
シャクヤクを種から育てるなんて、本当に時間の無駄です。シャクヤクの種は、二重休眠(ダブル・ドーマンシー)という特殊な性質を持っていて、発芽までに1年以上かかることも珍しくありません。
具体的には、まず暖かい環境(20〜25℃)で3ヶ月、次に冷たい環境(0〜4℃)で3ヶ月、という順番が必要です。しかも、それでも発芽率は50%程度。やっと芽が出ても、花が咲くまでに5〜7年かかるというのが現実です。
しかも、シャクヤクは交雑しやすい植物で、種から育てると、親の八重咲きの美しさを受け継がないことがほとんど。シングル咲きの地味な花が咲いて、ガッカリするのがオチです。
それなら、株分けか苗を買うのが断然おすすめです。例えば、バーピー(Burpee)というアメリカの老舗種苗会社が販売している裸根苗は、植え付けから2〜3年で花が咲きます。値段は2000円前後ですが、その後の30年間、毎年美しい花を楽しめると考えれば、安い投資です。
5. ハイブリッドアジサイ — 種から育てると花色が親と違う
アジサイを種から育てようと思っているなら、今すぐやめてください。特に、園芸店で売っているような豪華なアジサイ(ハイブリッド品種)は、種から育てると、親とは全く違う花が咲くことがほとんどです。
アジサイのハイブリッド品種は、特定の遺伝子の組み合わせで作られたクローンです。種から育てると、その遺伝子がバラバラに分離して、花色や形が親と似ても似つかないものになる。しかも、発芽率が低く、育つのに3〜5年かかる。さらに、土壌のpHで花色を変えるテクニックも、種から育てた個体には通用しないことが多い。
私が実際に試した時は、アジサイの種を30粒まいて、育ったのはたったの3本。しかも、そのうち2本はシングル咲きの地味な花で、ガッカリ度はMAXでした。
アジサイを楽しむなら、品種名が確定している苗を買うのが確実です。例えば、ウェイサイド・ガーデンズ(Wayside Gardens)という通販サイトでは、品種ごとに花色が保証された苗を販売しています。値段は1500〜3000円と少し高いですが、その価格は、種からの失敗を考えると安いものです。
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3. アスパラガス — 種から育てると収穫まで3年かかる
球根ベゴニアの種は、塵(ちり)のように細かいです。私が初めて見た時は、「これ、本当に種なの?」と疑いました。実際、1粒の大きさは0.1mm以下で、肉眼で確認するのも難しいレベル。
この種を均一にまくのは、プロのガーデナーでも難しいと言われています。しかも、発芽には光が必要で、表面にまいても、水やりですぐに流れてしまう。湿度管理も難しく、乾燥するとすぐに枯れる。私が試した時は、1袋(約100粒)まいて、発芽したのはたったの5本。しかも、その5本も成長が遅く、花が咲くまでに1年近くかかりました。
球根ベゴニアは、球根(チューバー)で買うのが正解です。例えば、ピコティー・ベゴニア・ミックスという品種の球根は、通販で800円前後で買えます。これを植えれば、数週間で芽が出て、夏には豪華な花を楽しめる。しかも、球根は毎年増えるので、翌年は株分けでさらに増やせます。
種から育てるべきじゃない植物、まだあるんじゃないの?
本当にその通りです。種から育てるのが難しい植物は、まだまだたくさんあります。特に、バラやクレマチス、フクシア、デルフィニウムなど、プロが挿し木や株分けで増やす植物は、種から育てると悲惨な結果になります。
これらの植物の共通点は、遺伝的に安定していないということ。種から育てると、親の良いところを受け継がないことが多い。しかも、発芽率が低く、成長が遅い。つまり、種から育てる価値がほとんどないということです。
逆に、種から育てるべき植物というのは、発芽率が高く、遺伝的に安定しているもの。例えば、トマトやバジル、マリーゴールド、ヒマワリなどは、種から育てても問題なく育ちます。これらは、自家採取した種でも、親と同じような花や実をつけるという特徴があります。
種子の品質と購入元の見極め方
種子の品質は、購入元で大きく変わります。私の経験では、ホームセンターの安い種(100円前後)は、発芽率が低いことが多い。特に、ローズマリーやラベンダーなどの難易度の高い種は、信頼できる専門店で買うべきです。
具体的には、タキイ種苗やサカタのタネなどの大手メーカーは、品質が安定しています。また、種のパッケージに「発芽率90%以上」と書いてあるものを選ぶと、失敗が少ない。ただし、難しい植物は「発芽率の保証なし」と書いてあることもあるので、注意が必要です。
私のおすすめは、種を買う前に、インターネットで「○○ 種 発芽率」と検索すること。多くのガーデナーが実際の体験をブログで公開しているので、それを参考にすると失敗しません。また、種の保存方法も重要で、冷暗所で保存しないと、発芽率が急激に下がります。
種子の保存方法と寿命
種子の保存方法を間違えると、せっかく買った種が全部無駄になります。種子は、温度と湿度に非常に敏感で、特に高温多湿の環境では、発芽率が急激に低下します。私の経験では、冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。
実際、適切に保存された種子は、2〜3年は発芽力を保つと言われています。しかし、高温の場所(台所や窓辺)に置いた種子は、1年で発芽率が50%以下になることも。特に、ローズマリーやラベンダーなどの難しい種は、1年目で発芽率が激減するので、購入したらすぐに使うべきです。
種子の寿命は、植物の種類によっても異なります。以下に、代表的な植物の種子の寿命をまとめた表を載せておきます。
| 植物の種類 | 種子の寿命(適切な保存下) | 発芽率の目安(1年目) |
|---|---|---|
| トマト | 3〜5年 | 80〜90% |
| バジル | 2〜3年 | 70〜80% |
| ローズマリー | 1〜2年 | 20〜30% |
| ラベンダー | 1〜2年 | 30〜40% |
| アスパラガス | 2〜3年 | 50〜60% |
| シャクヤク | 1〜2年 | 30〜40% |
この表からもわかるように、難しい植物は、種子の寿命が短く、発芽率も低いです。だからこそ、種を買うなら、その年に使い切るつもりで購入するのが肝心です。また、種を買う前に、パッケージの製造年月日を確認することも忘れずに。
1月に種まきする価値のある植物
ここまで、種から育てるのが難しい植物を紹介してきましたが、逆に、1月に種まきする価値のある植物もあります。特に、寒さに強い野菜やハーブは、冬のうちに種をまいておくと、春に強い苗を育てられます。
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3. アスパラガス — 種から育てると収穫まで3年かかる
タマネギとリーキは、種から育てるのが基本です。タマネギは、特に長日性(日照時間が長いと球根が大きくなる)品種があり、種まきの時期が重要。1月に室内で種をまくと、春には鉛筆くらいの太さの苗に育ちます。
種から育てるメリットは、玉が大きく育ち、保存性が高いこと。苗で買うと、品種が限られるので、種から育てる方が選択肢が広がります。私のおすすめは、タキイの「ネオアース」という品種で、発芽率が高く、育てやすい。種まきから収穫まで約6ヶ月かかりますが、その価値は十分にあります。
リーキも同様で、種から育てると、太くて甘い白い部分が長く伸びる。1月に種まきすれば、6月には収穫できます。リーキの種は、発芽率が80%以上と高く、初心者にもおすすめです。
2. ケール — 寒さに強くて育てやすい
ケールは、種から育てるのが最も簡単な野菜のひとつです。発芽が早く(5〜7日)、発芽率も90%以上。1月に室内で種をまけば、春には外に植えられる強い苗に育ちます。
ケールの良いところは、寒さに当たると甘みが増すこと。特に、冬に収穫したケールは、霜にあたって糖分が増え、甘くて美味しい。私のおすすめは、ラシカッツォ(Lacinato)ケールというイタリアの伝統品種で、葉が縮れていて食感が良い。種はバーピーなどの通販で買えます。
種から育てるケールは、苗を買うよりもコストが圧倒的に安い。1袋(100粒入り)で300円程度なので、10株育てても、1株あたり30円です。しかも、ケールは再生力が強く、外葉から収穫すると、何度も収穫できます。
よくある失敗とその対策
種から育てるのが難しい植物を避けるのは大事ですが、それ以外にも、よくある失敗があります。私自身、何度もやらかしてきたので、その経験を共有します。
水やりのしすぎで種が腐る
種をまく時に、水をやりすぎるのは絶対にダメです。特に、ローズマリーやラベンダーなどの乾燥を好む植物は、過湿が原因で立枯れ病になることが多い。種まき用の土は、表面が乾いたら水をやるというルールを守りましょう。
私が最初にやらかしたのは、毎日水をやりすぎて、種が腐ってしまうこと。特に、種まきトレイに水を溜めすぎると、酸素不足で種が呼吸できなくなる。対策として、底面給水(底面から水分を吸わせる方法)を取り入れると、失敗が減ります。
具体的には、種まきトレイを水を入れた受け皿に置いて、土が自然に水分を吸い上げるようにする。これなら、表面が乾いても、中の水分は適度に保たれる。私の経験では、この方法で発芽率が20%以上向上しました。
温度管理の失敗で発芽しない
多くの種は、発芽に適した温度があります。例えば、トマトは25℃前後が適温で、それ以下だと発芽が遅くなる。逆に、レタスは15〜20℃の低温を好む。種をまく前に、パッケージに書いてある適温を確認するのが基本です。
私がよくやらかすのは、種をまいた後に、室内の温度が下がりすぎて発芽しないこと。特に、窓辺に置くと、夜間に冷え込んで、発芽が遅れる。対策として、発芽用のヒートマット(育苗用の加温マット)を使うと、安定した温度を保てます。値段は2000円前後ですが、種まきの成功率が格段に上がるので、投資する価値は十分にあります。
また、種によっては、低温処理(冷蔵庫で寝かせる)が必要なものもあります。ラベンダーやシャクヤクが代表例で、種を湿らせたキッチンペーパーで包んで、冷蔵庫に1ヶ月入れるという工程が必要です。これを怠ると、発芽率が極端に下がるので、注意しましょう。
種から育てるべきか、苗を買うべきか — 判断基準
最後に、種から育てるべきか、苗を買うべきかの判断基準をまとめます。これは、私が長年の経験から編み出した、実用的なチェックリストです。
種から育てるべき植物の特徴
種から育てるべき植物には、共通点があります。まず、発芽率が高い(80%以上)こと。次に、遺伝的に安定していること。つまり、自家採取した種でも、親と同じような性質を受け継ぐこと。そして、成長が早く、収穫までが短いこと。
具体的には、以下のような植物が種から育てるのに適しています。
- トマト、バジル、マリーゴールド、ヒマワリ
- ケール、レタス、ラディッシュ、ほうれん草
- エンドウ、インゲン、スナップエンドウ
これらの植物は、初心者でも簡単に種から育てられます。私も最初は、トマトとバジルから始めました。種まきから2ヶ月で収穫できて、達成感がすごいですよ。
苗を買うべき植物の特徴
苗を買うべき植物は、以下の特徴があります。まず、発芽率が低い(50%以下)こと。次に、遺伝的に不安定で、種から育てると親と違う姿になること。そして、成長が遅く、収穫までに何年もかかること。
具体的には、以下のような植物は、迷わず苗を買うべきです。
- ローズマリー、ラベンダー、タイム(ハーブ全般)
- アスパラガス、シャクヤク、アジサイ、バラ
- 球根ベゴニア、フクシア、クレマチス
これらの植物は、苗を買った方が、結果的に安くて早いです。種から育てるのに失敗して、苗を買い直すという経験を何度もしてきた私は、自信を持って言えます。最初から苗を買うのが、時間とお金の節約になります。
種から育てるのは、楽しい趣味です。でも、すべての植物が種から育てるのに適しているわけではないということを、覚えておいてください。今回紹介した植物は、種から育てるよりも、苗を買う方が現実的です。逆に、1月に種まきするタマネギやケールは、種から育てる価値が十分にあります。
あなたのガーデニングライフが、より楽しく、より実りのあるものになることを願っています。何か質問があれば、気軽にコメントしてくださいね。
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FAQs
Q: ローズマリーやラベンダーは本当に種から育てる価値がないんですか?
A: はい、私も何度も挑戦して痛感しましたが、ローズマリーとラベンダーは種から育てる価値がほとんどありません。ローズマリーの種は発芽率が30%以下で、発芽までに3〜4週間かかるうえ、育った苗は立枯れ病にかかりやすく、料理に使えるサイズになるまでに1年以上かかります。私が50粒まいて、まともに育ったのはたった2本でした。ラベンダーも同様で、低温処理が必要で発芽率は50%程度、花が咲くまでに2年かかるうえ、親株より香りが弱く花色も薄いのが現実です。これらの植物は、地中海原産で挿し木や株分けで増えるのが自然な生態なので、ホームセンターで300〜500円のポット苗を買うか、挿し木で増やすのが断然おすすめです。結果的に、時間と手間を考えると苗を買う方が賢い選択です。
Q: アスパラガスを種から育てると、どのくらい待たされるんですか?
A: アスパラガスを種から育てると、最初の収穫までに3年かかるのが普通です。発芽自体は2〜3週間で比較的スムーズですが、問題はその後の成長の遅さです。最初の年は細い茎と葉だけが茂り、収穫できるような太い芽は出てきません。さらに、アスパラガスは雌雄異株で、オスの株の方が収穫量が多いんです。種から育てるとメス株が混ざりやすく、収穫量が不均一になるだけでなく、メス株が種をばらまいて畑が雑草化するリスクもあります。実際、クラウン(根株)から育てた場合と比較すると、種からの収穫量は約半分というデータもあります。だから、私はメアリー・ワシントンという品種のクラウンを1500円くらいで買って植えるのを強くおすすめします。1年目からある程度収穫できて、2年目から本格的に楽しめ、10年以上もちます。
Q: 高い種を買うよりも、苗を買った方が結果的に安いって本当ですか?
A: その通りです。私の経験から断言できますが、ローズマリーやラベンダー、シャクヤクのような難しい植物は、種を買うよりも苗を買った方が結果的に安上がりです。たとえば、ローズマリーの種は1袋300円くらいですが、発芽率が30%以下なので、まともに育つのは数本だけ。しかも、その苗が収穫サイズになるまでに1年以上かかります。一方、ホームセンターで売っているポット苗は500円前後で、すぐに収穫できます。つまり、種を買って失敗するリスクと待つ時間を考えると、苗を買う方がコストパフォーマンスが高いんです。同じ理屈で、シャクヤクの種は発芽までに1年以上、開花までに5〜7年かかるのに対し、裸根苗なら2000円前後で買えて、2〜3年で花が咲きます。その後の30年間楽しめるので、長期的に見れば苗の方が断然お得です。
Q: 1月に種まきする価値のある植物って、具体的に何がありますか?
A: 1月に種まきする価値がある植物として、私はタマネギとリーキ、そしてケールを強くおすすめします。タマネギとリーキは、長い生育期間が必要で、1月に室内で種をまくと、春には鉛筆くらいの太さの苗に育ち、外に植えられます。特に、長日性のタマネギ品種は種まき時期が重要で、タキイの「ネオアース」という品種は発芽率が高く、育てやすいです。種から育てると、苗で買うより玉が大きく育ち、保存性も高いんです。ケールはさらに簡単で、発芽が5〜7日と早く、発芽率は90%以上。1月にまけば、春には霜に強い苗ができて、寒さに当たると甘みが増します。私のおすすめはラシカッツォケールで、種は300円程度で100粒入りなので、10株育てても1株あたり30円と超経済的です。外葉から収穫すると何度も楽しめますよ。
Q: 種から育てるか苗を買うか、判断するための簡単なチェックリストはありますか?
A: もちろんあります。私が長年の経験から編み出した、実用的な判断基準をまとめます。まず、種から育てるべき植物は、発芽率が80%以上で、遺伝的に安定していて、成長が早く収穫までが短いものです。具体的には、トマト、バジル、マリーゴールド、ヒマワリ、ケール、レタス、ラディッシュなどが該当します。逆に、苗を買うべき植物は、発芽率が50%以下で、遺伝的に不安定で種から育てると親と違う姿になり、成長が遅く収穫までに何年もかかるものです。ローズマリー、ラベンダー、アスパラガス、シャクヤク、アジサイ、バラ、球根ベゴニアなどがその典型です。このチェックリストを頭に入れておけば、種を買う前に「これは本当に種から育てる価値があるのか?」と自問できます。私も最初はすべて種から育てようとして失敗しましたが、この基準で選ぶようになってから、ガーデニングの成功率が格段に上がりました。






